1本10万円のLPライティング外注費を削減し、
制作時間は3営業日からわずか2時間へ。
株式会社グラシズ様は、スキルの属人化と慢性的なリソース不足に課題を感じ、「AX CAMP」の受講を開始。伴走支援を通じて自らAIエージェントを開発することで、大幅なコスト削減と時間短縮を実現し、採用計画そのものを見直すほどの大きな変革を遂げました。

今回は、株式会社グラシズの代表・土谷武史氏に、AIをどのように活用し、事業を「攻め」のフェーズへと進めることができたのか、詳しくお話を伺いました。
お話を伺った方
株式会社グラシズ 代表取締役 土谷 武史 氏
事業内容:
リスティングを主軸とする広告代理店事業
スキルの属人化とリソース不足によって抱えていた閉塞感
ーーまず、貴社の事業内容と、現在特に力を入れている業務について教えてください。
土谷氏:
弊社はリスティング広告の運用代理店で、特にGoogleやYahoo!の検索広告運用が事業の中心です。それに付随して、広告の成果を最大化するためのLP制作も、構成の作成からライティングまで担当しています。最近は法律ジャンルの案件が増えてきましたね。
ーーAI導入を検討される前は、具体的にどのような課題を抱えていらっしゃったのでしょうか。
土谷氏:
一番の課題は、業務の「属人化」でした。運用担当者ごとにどうしてもスキルに差が出てしまいますし 、その人が持つノウハウを他のメンバーに共有しようとしても、なかなか簡単には伝わらないという状況がありました。
それに、時間的なリソース不足も深刻でした。例えば、コラムを書こうとしても、1本書き上げるのに1週間くらいかかってしまうこともあり、生産性が非常に悪かったんです。結果として、本来力を入れるべき情報発信といった活動が、ほとんどできていませんでした。
ーー日々の業務に追われて、事業を拡大するための活動が後回しになってしまっていたのですね。
土谷氏:
まさしくその通りです。以前はホームページ制作なども含めて手広くやっていたのですが、業務を検索広告とLP制作に絞り込むことで、ある程度の効率化は図れていました。
ただ、それでも日々の運用やLPのライティングには多くの時間を取られていましたね。特にLPのライティングは、1本あたり3営業日ほどかかっていましたから。
決め手は「やれている人から学ぶこと」。他社サービスで失敗したからこそ選択基準が見えていた

ーー様々な課題を抱える中で、「AX CAMP」の導入を決められた理由は何だったのでしょうか。
土谷氏:
ぶんたさん(AXCEO石綿)のセミナーに参加したのが直接のきっかけです。
そこで、Slackから指示を送るだけで、AIエージェントが自動でGoogle広告のアカウントを設計し、配信まで完了させるというデモを目の当たりにしたんです。それを見た瞬間、直感的に「これだ、これが欲しい」と思いました。
実は、他のAI研修サービスを短期で契約してみたこともあったのですが、正直なところ中身が薄いと感じてしまって…。だからこそ、「実際にやれている人から直接習おう」と考え、「AX CAMP」にお願いすることにしました。
劇的な変化はLP制作から!3営業日が2時間に、1本10万円の外注費もゼロへ

ーー実際に導入してみて、最もインパクトの大きかった成果は何でしたか?
土谷氏:
間違いなく、LPのライティング業務ですね。
これまで3営業日はかかっていた作業が、今では2時間程度で完了するようになりました。これは本当に劇的な変化です。
Before
LPライティング時間 3営業日/本
顧客ヒアリング時間 約1時間/件
ライティング外注費 約10万円/本
情報発信(コラム) 1本に1週間以上かかることも
After
LPライティング時間 2時間/本
顧客ヒアリング時間 約30分/件
ライティング外注費 0円
情報発信(コラム) 週1〜2本を数時間で作成可能
ーー3営業日が、たった2時間に!すごい短縮率ですね。
土谷氏:
はい。時間だけでなく、お客様とのコミュニケーションの質も向上しました。
以前は、お客様のビジネスを深く理解するために1時間、場合によってはそれ以上かけてヒアリングを行っていました。しかし今は、AIを使って事前に徹底的にリサーチすることで、精度の高い仮説を立てた状態でヒアリングに臨めるんです。
その結果、ヒアリング時間は30分ほどに短縮され、お客様からも「ああ、もううちの業界のこと、よく分かってますね」と言っていただけるようになり、信頼関係の構築もスムーズになりました。
ーースピードと質の両方が向上したということですね。ライティング業務の効率化について、もう少し詳しくお聞かせください。
土谷氏:
今までは自分では書けない専門的なジャンルや、仕上げの部分をライターの方に外注していました。AIの導入によって自分で書けるジャンルも増え、外注の機会が減り、これまで1本あたり10万円ほどかかっていた外注費を浮かせられるようになりました。
ーー時間とコストの両面で、非常に大きな成果が出ているのですね。
土谷氏:
ええ。時間やコストが削減できたのはもちろんですが、それ以上に大きいのは、これまでリソース不足で手を出せなかった活動に時間を使えるようになったことです。
生産性が悪くて諦めていたコラム執筆も、今では数時間で1本書き上げられるので、週に1〜2本は余裕で発信できる見込みが立ちました。おかげで、ようやく「攻めに移れるな」という感覚がありますね。
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本当のブレイクスルーは「人に教える」から「AIを教育する」への発想転換

ーー成果を出す過程で、何か考え方が変わるようなきっかけはありましたか?
土谷氏:
ありました。それは、「人の採用よりも、AIを教育する」という方向に主眼が移ったことです。
属人化の問題は、結局のところ人に依存しているから起こるわけですよね。スキルやノウハウを人に教えても、なかなか完璧には伝わらない。この課題に対して、AIを教育するというアプローチが、私たちにとっての解決策になりました。
ーーただ、AIを「教育する」といっても、一筋縄ではいかない部分もあったのではないでしょうか。
土谷氏:
おっしゃる通り、試行錯誤の連続でした。
特にシステム開発では、チャットでサポートの担当の方に何度も質問をさせてもらいました。当初は「Cursor」というツールで開発を進めていたのですが、なかなかスピードが上がらず苦戦していましたね。
そんな時、サポートの方から「Claude Code」での開発を推奨していただいたんです。実際に使ってみると、これまでの苦労が嘘のように、面白いほどスムーズに開発が進む。「開発スピードがまったく違う!!」と、思わずチャットで報告してしまったほどです。
そのおかげで、具体的な成果も形になりました。もともと使っていた管理ツールより精度の高い広告の異常検知システムを、GAS(Google Apps Script)を使って自作できたんです。 これは大きな自信になりましたね。

ーーご自身で、既存のツールを超えるシステムを開発されたのですね!まさに、伴走支援があったからこその発見だったのですね。
土谷氏:
そうですね。あのまま一人でやっていたら、心が折れていたかもしれません(笑)
技術的なブレイクスルーもそうですが、開発合宿(※)に参加して、「AX CAMP」を一緒に受講している弊社のメンバーも「ようやく動いているものができた」という感じを掴んでくれたことも大きな一歩でした。
AIを自分ごととして捉えるメンバーが増えたことで、組織として一気に前に進んだ感覚があります。
(※)開発合宿:2025年8月27日(水)にAXのオフィスにて開催。サポートメンバーの伴走を受けながら、自社の課題を解決するAIエージェントを1日で開発し、「動くものを持ち帰る」ことをゴールとしたオフラインでの集中開発イベントです。
採用計画が変わった!事業の守りから攻めへ、AIと未来の組織図を描く
ーーAI活用が当たり前になった今、会社の未来をどのように描いていますか?
土谷氏:
会社の根幹である「採用計画」が、以前とは全く違うものになりました。
これまでは事業を拡大するには人を増やすしかない、と考えていましたが、今は違います。まず考えるのは、「その業務はAIに任せられないか?」ということ。これからの組織は、AIありきで設計していくべきだと考えています。
採用を頑張るより、AIへの教育を頑張らないといけないなと思いますね。もちろん、人でなければできないクリエイティブな仕事はあります。しかし、多くの定型業務はAIに任せることができる。
ぶんたさんが書かれていたAI時代の採用に関するコラムも読んだのですが、そこで語られていた考え方に非常に共感しましたね。
ーー最後に、今後の展望をお聞かせください。
土谷氏:
目標は、社内の「ありとあらゆる業務をAI化・自動化する」ことです。
LP制作や広告運用だけでなく、タスク管理、資料作成、顧客対応など、考えられるすべての領域でAI化を進めていきたいですね。少数精鋭のチームでも、AIという強力なパートナーと共に事業をどこまで拡大していけるか、挑戦はまだ始まったばかりです。
今回は、属人化とリソース不足という課題を「AIへの教育」という新しい発想で解決した、株式会社グラシズ様の事例をご紹介しました。
土谷様が熱心に質問を重ね、壁にぶつかりながらも開発を進める姿が非常に印象的でした。特に「Claude Code」を使いこなされた時の「開発スピードがまったく違う!!」という驚きのチャットを拝見した際は、私達も大変嬉しく思いました。開発合宿ではメンバー様の変化もあり、チーム全体でAI化を推進される今後が非常に楽しみです。
「AX CAMP」サポート担当より
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※記事の内容は、取材当時のものです。








