こんにちは!
株式会社AX、代表の石綿です。
あなたの会社ではどんな採用テストをしていますか?
性格診断?ケーススタディ?それとも、数回の面接でビビッと来た人を採用する、直感型でしょうか。
僕らの会社、株式会社AXでは、ちょっと変わった採用テストを導入しています。それは、候補者に丸一日かけてもらい、A4用紙300枚を、ひたすら「問い」と「答え」で埋め尽くしてもらう、というもの。
「えっ、300枚!?」
「AIの会社なのに、手書き?」
「何かの間違いじゃ…?」
そう思ったかもしれません。

これは、僕らが「300枚ドローイングテスト」と呼んでいる、新しい採用の心臓部。
なぜ、AIによる業務効率化をうたう僕らが、こんなにも原始的で、過酷そうなテストを行なっているのか?
これは単なる採用手法の話ではありません。AIと共に働くことが当たり前になったこの時代で、「本当に価値を生み出す人材」とは誰なのか。その本質を見抜くための、僕らなりの一つの答えです。
今回のテーマは、「300枚ドローイングテスト」の背景にある思想と、この実験から見えてきたものについて。
この記事を読み終える頃には、あなたの会社の「採用」という概念が、根底から覆っているはずです。
AIを使いこなす側と、そうでない側の違い
AIが今ほど注目される少し前まで、僕らの採用基準はたった一つでした。
それは「素直さ」です 。
特別な経歴もマーケティングのスキルも問わない 。とにかくスポンジのように何でも吸収し、アドバイスを一旦は試してみる。そんな「素顔さ」さえあれば、ゼロから手厚く育てるのが僕らのスタイルでした。そして、その方針は実際に機能していたんです。
しかし、状況は一変します。
そう、AIの登場です。
僕らの会社では、AIの導入によって、ありとあらゆる業務が爆発的に効率化されました。結果として、月160時間の作業時間を削減(83%減)、年間で見ると3200万円ものコスト削減を達成したのです。18歳で起業してから 、これほどのゲームチェンジは経験したことがありません。
事業の成長スピードが、これまでの比じゃないぐらい上がっていく。そんな中で、僕はある「もどかしさ」を感じるようになりました。
もし、これまで通り「素直さ」だけを基準に採用を続けたら、僕らの組織はどうなってしまうだろうか?
僕の頭の中には、こんな光景がはっきりと浮かびました。
AIを自在に使いこなし、情報のシャワーを浴びながら超高速でPDCAを回すメンバーたち。その横で、従来のやり方で一つひとつ時間をかけてスキルを習得していく、新しいメンバー。
両者の間に、見えない「ズレ」が生まれるのに、そう時間はかからないでしょう。流れている時間の密度が、明らかに違うからです。
このままでは、組織の中に深刻な分断が生まれてしまうだろう…。AIを使いこなす側と、そうでない側。そんな未来がすぐそこに迫っているような、強い危機感を覚えたんです。
AI研修事業を展開し、クライアントに「AIで未来を変えましょう」と語っている僕らが、社内にそんな分断の火種を抱えるわけにはいきません。
「素直さ」という素晴らしい才能だけでは、もうこの事業スピードには追いつけない。
僕らは、採用の基準を、覚悟を持って根本からアップデートする必要に迫られたのです。
なぜ「300枚」なのか?着想は一冊の本と、一冊の漫画から
「じゃあ、新しい時代に必要な才能って、一体なんだろう?」
僕がたどり着いた答えは、「思考体力」と「問いを立てる力」でした。
AIは、魔法の杖ではありません。こちらが投げかける「問い」の質を超えた答えは、絶対に返してこない。AIから的確な答えを引き出し、それをビジネスの力に変えるには、的確な「問い」を立て、考え続ける力が不可欠なんです。これは、クライアントに寄り添い、共に問いを続ける僕らのサービスの本質そのものでもあります。
でも、どうやってそんな内面的な能力を、採用の段階で見抜けばいいのか?
面接で「あなたの思考体力はどれくらいですか?」なんて聞いても、意味がありません。
悩んでいた僕にヒントをくれたのが、赤羽雄二さんの名著『ゼロ秒思考』でした。
A4の紙に1件1枚、1分という制限時間でテーマに対する答えをひたすら書き出していく。思考の瞬発力を鍛えるための、非常にシンプルなトレーニングです。
「これだ…!」
雷に打たれたような衝撃でした。この手法を応用すれば、思考のプロセスそのものを可視化できるんじゃないか。
そして、もう一つ。藝大受験をテーマにした大好きな漫画、『ブルーピリオド』。
作中で、主人公が500枚という途方もない量のデッサンをこなすシーンがあります。圧倒的な「量」をこなす中でしか、見えてこない「質」がある。成長のためには、まず量が不可欠なのだと、改めて気づかされました。
『ゼロ秒思考』のメソッドと、『ブルーピリオド』が教えてくれた量の哲学。
この二つが、僕の頭の中で結びついた瞬間でした。
「思考の瞬発力と持続力、その両方を測るには、圧倒的な量を、制限時間付きで課せばいい」
こうして、「1分1枚のペースで、問いと答えを300枚書き続ける」という、小手先のテクニックが一切通用しない、極めて本質的なテストの骨子が生まれたのです。
「300枚ドローイングテスト」の全貌
このテストがどんなものか、具体的にお話ししましょう。
ノウハウ寄りの話になりますが、僕らが何を見ているのかを知ってもらうのが一番早いと思うので。
まず、候補者の方には丸一日、オフィスに来てもらいます。
そして、A4用紙の束(300枚!)とペンを渡す。
お題は、ありません。
そう言うと驚かれるのですが、このテストには僕らから提示する特定のテーマは存在しないんです。候補者自身に、最初の「問い」から立ててもらいます。
どんな問いでも構いません。
例えば、ビジネスの文脈で考えるなら、「私のメール業務をAIで効率化するには?」といった問いでもいいでしょう。
その場合、紙にはこう書き出されるかもしれません。
【問い】私のメール業務をAIで効率化するには?
【答え】
・よく送る相手への定型文プロンプトを作る
・長いメールスレッドを要約させる
・返信の下書きを3パターン作らせる
・未返信のメールをリストアップさせる
これを1分で1枚。
書き終えたら、すかさず次の紙へ。
今度は、さっき書いた答えの一つを、さらに深掘りしてもいい。
【問い】定型文プロンプトを、もっと高機能にするには?
【答え】
・相手の役職や過去のやり取りを読み込ませて、文体を調整させる
・添付ファイルの内容を読み取って、適切な言及を加えさせる
・僕の過去の送信メールを学習させて、僕らしい言い回しを再現させる
こんな風に、思考の連鎖をひたすら紙に書き出していく。
これを、300枚分。単純計算で、休憩なしでも5時間かかります。
無理もありませんが、テストの内容を伝えた瞬間、候補者の皆さんはだいたい「300枚…!」と、驚きを隠せない表情を浮かべます。
僕らが見ているのは、絵の上手さや文字の綺麗さなんかじゃありません。
評価ポイントは、突き詰めれば3つです。
量(スピードと持続力): そもそも300枚という圧倒的な量に、心折れず立ち向かえるか。
質(思考の深さ): どんな問いを立て、どんな思考の深さで答えを導き出しているか。思考は浅くなっていないか。
姿勢(限界状況での向き合い方): 何より、この極限状況において、その人がどんな「姿勢」を見せるか。
ここに、その人の本質が、嫌というほど現れるんです。
300枚の紙が映し出す、AI時代のその人の「本性」
このテスト、実はもう弊社の既存メンバーにもやってもらいました。
反応は、見事に人それぞれ。
涼しい顔をして、規定時間より大幅に早くクリアしてしまう者。なんとか時間内に終わらせたものの、翌日、文字通り知恵熱でダウンしてしまった者。
候補者の方々も様々です。
テスト開始直後、「1分で1枚なら、1時間で60枚。5時間で300枚か…よし、序盤はペースを上げて“貯金”を作ろう」と、冷静に計算から入る戦略家タイプ。
序盤は快調だったのに、100枚を超えたあたりから明らかにペンが止まり、苦悶の表情を浮かべるタイプ。
そして、300枚の紙の束をやり遂げた後、「なんだか、すっきりしました。自分と向き合う、良い内省の時間になりました」と、晴れやかな顔で感想を残していく猛者。

たった1日のテストですが、ここから見えるものは本当に多い。
-
仕事への向き合い方
-
予期せぬストレスへの耐性
-
知的好奇心の強さと持続力
-
ゴールから逆算してペース配分する計画性
-
追い込まれた時に、プロセスを楽しむことができるか
言葉を交わすよりも雄弁に、その人の仕事のスタイルやポテンシャルが、300枚の紙の上に浮かび上がってくる。これは僕らにとっても、予想外の発見でした。
このテストは「ふるい」にとどまりません。入社後の適材適所を考える上での、最高のヒントになる。
そして、この過酷な課題を乗り越えたという事実は、候補者本人にとっても大きな自信となり、その後の仕事への強力なエンジンになってくれると、僕は確信しています。
あなたの会社にとっての「300枚ドローイング」とは?
ここまで読んでくれた経営者の方に、僕が伝えたいこと。
それは、「さあ、あなたも明日から300枚ドローイングテストをやりましょう!」ということではありません。
僕らがこの実験から得た、最も重要な教訓。それは、
「人の本質は、限界状況でこそ、最も鮮明に現れる」
ということです。
極限まで追い込み、思考の筋肉がちぎれるほどの負荷をかける。その人が限界とどう向き合い、どう乗り越えようとするのか。そのプロセスにこそ、未来のパフォーマンスを予測する、最も確かなヒントが隠されています。
あなたの会社が、喉から手が出るほど欲しい人材。その人が持つ「本質」とは、一体何ですか?
誠実さ?
探究心?
それとも、遊び心?
その本質を見抜くために、履歴書や数回の面接以外に、どんな「問い」が考えられるでしょうか。あなたの会社にとっての「300枚ドローイング」は、どんな形をしているでしょうか。ぜひ、一度考えてみてほしいのです。
AIと共に働く未来が当たり前になる中で、専門知識を持ち、かつAIから的確な答えを引き出すための「問いを立てる力」、そしてその根底にある「思考体力」と「姿勢」。AI時代に本当に価値を生み出すのは、間違いなくこの力です。
その本質を見抜くために、僕らはこれからも、候補者と共に300枚の紙の山に、真剣に向き合い続けていこうと思っています。
💡AI顧問サービス「AX CAMP」
本質的にAIを使いこなせる人材へ。
ヒト・モノ・カネ・情報──そして、第5の経営資源「AI」。
あなたの組織は、AIを当たり前にできていますか?
✅ AXのAI顧問サービスの概要
業務AI化のプロ集団AXの「AI顧問サービス AX CAMP」は、eラーニング+AI化伴走支援で御社のAI化を3ヶ月間ガッツリサポートするサービスです。
業務ヒアリング → AI導入カリキュラムを設計・受講 → 構築・実装まで伴走支援します。
単なる研修やeラーニングではありません。
現場で使える/成果が出る/文化として定着する AI活用を実現します。
✅ 導入いただいた企業様は…
-
「AIでできないか?」と考える文化が根づく
-
自社専用のSaaS・AIエージェントを内製できるようになる
-
“AIが使える”ではなく“AIで回る組織”へと進化する
-
社長1人で大量の仕事を回せるAIチーム体制ができる
こんなAI組織としての未来が待っています。
✅ 導入企業のリアル
-
✅ 自社SaaSを1ヶ月で構築/180万円の外注費カット
-
✅ 月間110時間の業務を削減/年320万円相当の効率化
-
✅ SNS運用AI構築で月間1,000万インプレッションを自動化
-
✅ 業務時間83%削減/47,000時間をAI化(自社実績)
✅ なぜ、これほど成果を出せるのか?
-
10万回以上の検証に基づく自社AI化を成功させたリアルな知見を提供
-
業務ヒアリング → カリキュラム選定 → 伴走支援のフルプロセス
-
30社以上のAI顧問実績/大手・上場企業への導入実績
-
無制限チャットサポート/動画教材も御社に合わせて随時追加
✅ 導入企業の口コミ・インタビューも公開中
https://twitter.com/hiromasa_ando/status/1950177874658632049?ref_src=twsrc%5Etfw
https://twitter.com/tokumahata/status/1938215176131723683?ref_src=twsrc%5Etfw
https://twitter.com/ad_elu/status/1938174197232218458?ref_src=twsrc%5Etfw
https://twitter.com/kaz___08310429/status/1920461894550171918?ref_src=twsrc%5Etfw
✅ 今なら無料相談やってます!!
導入の速い企業さんほど大きな成果が出ています…!!!
まずは無料相談にお申し込みください!
「自社の業務で何をAI化できる?」
「どのぐらいの時間で実装可能?」
「他社事例をもっと聞いてみたい!」
など、お気軽にご相談ください。
▶︎▶︎ AXのAIコンサルタントに相談してみる◀◀
いきなり相談するのは難しいかも…という方は、
僕のXにDMください。お気軽にどうぞ!

