【導入事例】役員・管理職から3段階で全社展開へ!D2C企業が進める、AI活用の土台づくり

「AIは便利そう。でも、社内で勝手に進んでいくのは危ない」

社内AI活用を推進する現場で、そんな不安を感じていませんか?

AIに興味を持つ社員はいる。個人で触っている人もいる。けれど、使い方は人によってまちまちで、業務のどこに使えばいいのか、何に気をつけるべきなのかがまだ整理されていない——。

そんな壁を越えようとしているのが、株式会社JIMOSで経営管理部に所属し、法務・コンプライアンス領域を担う石井秀基氏です。

化粧品・スキンケア商品を中心に通信販売・EC、卸販売を展開する同社では、「AX CAMP」を通じて、部門長以上からマネージャー層、そして今後の実務者層へと、段階的にAIリテラシーを広げる取り組みを進めています。

広告表現の確認支援AIエージェント、お客様の声の把握、契約書レビュー補助や研修資料作成など、実務に直結する活用も広がり始めました。石井氏自身も、受講前は「面白そう」「使えそう」という感覚だったAIについて、今では「仕事の中で、まずAIを使えないか考えるようになった」と語ります。

今回は、株式会社JIMOSがどのように管理職からAI活用の土台をつくり、全社展開へ進めているのか。その裏側を石井氏に伺いました。

お話を伺った方

株式会社JIMOS

経営管理部 石井秀基氏

担当業務:契約書審査、法律相談、個人情報保護対応、社内規程整備、情報セキュリティ関連対応など管理部門領域に幅広く関わり、近年は生成AIの業務活用、社内AI活用促進、研修の窓口・展開も担当。

AI活用を個人任せにしない。全社の共通理解づくりから始まった導入

ーーまず、JIMOS様の事業内容と石井様の役割について教えてください。

石井氏:

私どもは、化粧品やスキンケア商品を中心に、通信販売・EC、卸販売を展開しています。マキアレイベル、SINN PURETÉ、coyori、豆腐の盛田屋といったブランドを通じて、お客様の美容と健康に寄り添う商品を提供している会社です。

現在は、各ブランドの価値向上や顧客接点の強化、既存事業の改善に加え、次の成長につながる新たな取り組みにも力を入れています。

私は経営管理部に所属していて、主な業務は法務やコンプライアンス領域です。契約書審査、法律相談、個人情報保護対応、社内規程整備、情報セキュリティ関連対応など、管理部門領域の業務に幅広く関わっています。

近年は生成AIの業務活用にも携わっていて、社内のAI活用促進や研修の窓口、展開対応も担当しています。

ーー導入前には、どのような課題感がありましたか?

石井氏:

AIに興味を持って使っているメンバーもいましたが、個人個人で使い方がまちまちでした。統一したAIリテラシーを身につけさせたいという思いがありましたし、このまま個人ごとの判断に委ねていると、使い方にばらつきが出たり、十分に効果的な活用につながらなかったりするのではないかという懸念もありました。

AIでいろいろな業務を効率化できるという話は聞いていました。ただ、それが実際に自分たちの業務のどこに使えるのか、また何に気をつけなければいけないのかは、まだよく理解できていなかったんです。

個人任せではなく、会社として基本的な考え方をそろえたうえで活用していく必要があると感じていました。そのため、専門の研修を通じて必要な知識を身につけ、社内のAIリテラシーや活用の土台を整えたいと考えていました。

操作方法だけでは足りない。自社業務でどう使うかまで考えたかった

ーー全社的にAIを導入するにあたって、「AX CAMP」にはどのような期待をされていましたか?

石井氏:

私どもは、単にAIの操作方法を学びたいというわけではありませんでした。もちろん操作方法も理解したいのですが、それ以上に、自分たちの業務でどのように活用できるのか。業務活用まで含めて考えられるきっかけになる研修があればいいなと思っていました。

AIで何ができるのかだけでなく、実際の業務の中でどう使えるのか、また何に気をつけなければいけないのかを理解する。そうした知識を、社内の共通理解やリテラシーとして整えていくことを期待していましたね。

特に重視していたのは、組織全体のAIリテラシー向上と、マネージャー層の理解促進です。マネージャー層がAI活用を理解していないと、現場での活用が個人任せになったり、逆に過度に慎重になって活用が進まなかったりする可能性がある。だからこそ、まず管理職層が共通認識を持つことが大事だと考えていました。

ーー受講メンバーは、どのように選定されたのでしょうか?

石井氏:

まず部門長以上が受講して、現在はマネージャー層が受講を進めています。特定の部門に限ったわけではなく、事業部門やバックオフィス部門など、複数部門の管理職層が参加している状況です。

今後AIを社内に展開していくとき、新しい取り組みは上位者層が理解していないと、なかなか活用が進みません。まずは上位者層から理解し、どこに活用できるかを考えられる共通認識を持ってもらうために、この順番で進めています。

AIを現場で使っていくには、単にツールを渡すだけでは難しいですよね。管理職が「どう使えるのか」「どこに注意すべきか」を理解していることが、全社展開の土台になると感じています。

広告表現の確認支援や契約書レビュー補助へ。AIは“頼れる部下”のような存在に

ーー「AX CAMP」を通じて、実際にはどのような取り組みが進んでいますか?

石井氏:

例えば、広告表現の確認業務では、薬機法や景表法などの観点から確認すべきポイントを洗い出すAIエージェント化を進めています。

AIが法令や表示について最終判断をするのではなく、人が確認する前に、見るべきポイントの抜け漏れを減らすために使っているイメージです。現時点で工数が大きく削減されたというよりは、チェックの精度が上がった感覚です。人だけでは気づきにくい点にも目が向きやすくなるところに価値を感じています。

今後、活用方法や確認フローが定着していけば、工数削減にもつながっていくのではないかと期待しています。

ーー他にも活用が広がっている領域はありますか?

石井氏:

お客様の声の把握や応対品質向上に活用する取り組みも進めています。たとえば、応対内容の文字起こし・整理を通じて、確認すべきポイントを把握したり、問い合わせ対応案の作成に活用したりすることを試しています。

そのほか、広告・販促領域ではリサーチや企画書作成、広告表現の確認観点の洗い出し、広告バナー生成などにAIを活用。商品関連では、商品パッケージに記載する成分表示の変更前後の差分確認なども検討しています。

私自身も、契約書レビューの場面でAIを使っています。契約書の概要を整理したり、確認すべきポイントを洗い出したりする際に活用していて、相手方とやり取りする前の下準備としてかなり役立っています。

研修資料を作るときにも、構成やページ構成をAIと対話しながら考えます。社内に説明する資料やメール文面も、まず一次案を作ってもらう。別の作業をしながらAIに投げておいて、しばらくしたら確認して次に進める、という使い方をしています。

自分の下準備や整理を手伝ってくれる、頼れる部下が何人か増えたような感じがしています。さまざまな業務で活用する場面が増えています。

ーー受講前と今とで、AIへの向き合い方は変わりましたか?

石井氏:

全く違います。受講前は、何か面白そうだな、使えそうだな、という感覚でした。今は、仕事を進めるときに、まず「ここでAIを使えないか」と考えることがかなり増えています。

「ここまで考えて、あとは細部を詰めたり整えたりするのはAIにやってもらおう」という前提で、頭の中でスケジュールを組んで物事を進めるようになりました。

AI活用への向き合い方の変化

・Before:個人ごとに使い方がまちまちで、業務のどこに使えるか、何に注意すべきかがまだ曖昧だった

・After:管理職層から共通理解を作り、契約書レビュー補助、資料作成、広告表現の確認支援、お客様の声の把握など、実務単位でAI活用が広がり始めた

💬 「社内にAIを広げたいのに、使い方もルールもバラバラ」と感じていませんか?

「AIに興味がある社員はいるけれど、組織としての使い方が定まっていない」

「現場に任せる前に、管理職が何を理解すべきか整理したい」

そんな方へ。

石井様のように、管理職層から共通認識を作り、実務に根づくAI活用を広げる方法をご相談いただけます。まずは一度、無料相談で自社の課題を整理してみませんか?

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プロンプトから社内資料活用まで。学びが日々の仕事の前提を変えた

ーー受講を通じて、特に印象に残っている学びはありますか?

石井氏:

プロンプトエンジニアリングですね。そもそもプロンプトという言葉自体を知らなかったのですが、その重要性と書き方を理解できました。

最初は教わった通りに、役割などの項目をすべて書き出していました。ただ、カスタムインストラクションを厚くしていったところ、毎回細かく書かなくても、望んでいる答えが返ってくるようになったんです。

カスタムインストラクションに書く内容も、AIにお願いして書いてもらっています。まさに、AIにプロンプトを書かせるという使い方ですね。

また、社内資料や特定の情報をもとにAIを活用する考え方も、実務への応用可能性を感じやすい内容でした。受講者からも、社内資料をもとに内容を確認する活用や、部門内で実際に試してみようとする動きが出ています。

ーー壁にぶつかったときは、どのように突破されていますか?

石井氏:

何でもAIにお願いしてみるようにはしていますが、まだうまく使いこなせない場面もあり、今でも時々壁にぶつかります。

例えば、資料やマニュアルのデザイン、契約書の体裁など、見た目を整えてほしいとAIに頼むと、途端にうまくいかないことがあります。細かなデザインやインデントなどの調整は思った通りにいかず、自分で作った方が早かったなと思うこともあります。

壁にぶつかったときは、だいたいAIに聞いています。うまくいかない原因や、指示の出し方をAIに聞いたり、別のAIツールでも試したりしながら、目的に合う使い方を探しています。

次は実務者層へ。通販事業のPDCAをさらに速くするために

ーー今後、会社としてAI活用はどのように進んでいきそうですか?

石井氏:

すでに、別の部署ではAIを使っていろいろなクリエイティブ制作にも取り組んでいます。

通販事業では、広告や施策の結果をデータで確認しながら、次の打ち手につなげていくことが重要です。そうした検証と合わせて、クリエイティブを作るスピードが上がっていけば、PDCAを回すスピードも速くなっていくのだろうと感じています。

ーー石井様ご自身としては、今後どのようにAI活用を引き出していきたいですか?

石井氏:

私は法務・コンプライアンス領域を中心に、さまざまな部門の業務に関わる機会があります。

そうした業務に関わる中で、「ここはAIを活用できるのではないか」というポイントを見つけて、業務の見直しや効率化につなげていければと思っています。

ーー同じように、会社全体でAI活用の土台づくりを進めたい企業に向けて、伝えたいことはありますか?

石井氏:

私どもが今取り組んでいるように、上位者の方から理解していただいて、現場の取り組みを後押ししてくれる雰囲気づくりをしていくことが一つ大事だと思います。

もう一つは、ルール作りです。AIを使うにあたって、何をして良くて、何がダメなのかを明確にしてあげること。それが、社員の皆さんが使いやすくなる一つの要素になるのかなと思っています。

どのAIツールをどの業務で使用してよいのか、どのような情報を入力してよいのか、出力結果をどのように確認・利用すべきか。そうした点を整理し、人による確認や責任範囲を明確にしながら、安心して活用できる仕組みを整えていきたいです。

最初から大きな成果や数値効果を求めすぎるのではなく、まずはメール作成、情報整理、資料作成、問い合わせ対応案の作成など、身近な業務から試していく。その中で、AIが得意なこと、人が確認すべきことを見極めていくことが大切だと感じています。


今回は、管理職層からAIリテラシーを整え、全社展開に向けた土台づくりを進めている株式会社JIMOS・石井秀基様の事例をご紹介しました。

石井様は、法務・コンプライアンスという慎重さが求められる領域を担いながら、AI活用を「便利な個人技」ではなく、組織の共通理解として広げようとされています。まず上位者層が理解し、ルールと活用の方向性を整えたうえで現場へ展開していく姿勢は、これから社内AI活用を本格化したい企業にとって大きなヒントになるはずです。実務者層への展開が進むことで、広告表現の確認支援、お客様の声の把握、商品表示の差分確認、通販事業のPDCAなど、さらに多くの業務でAI活用が進んでいくことを楽しみにしています。

「AX CAMP」サポート担当より

💡AIと働く組織をつくる「AX CAMP」

本質的にAIを使いこなせる人材へ。

ヒト・モノ・カネ・情報──そして、第5の経営資源「AI」。

あなたの組織は、AIを当たり前にできていますか?

✅ 「AX CAMP」サービス概要

業務AI化のプロ集団AXが提供する「AX CAMP」は、動画で基礎を学び→実務に合わせたカリキュラムを進め→伴走支援で成果を出すまでをフルサポートするプログラムです。

現場で使える・成果が出る・文化として定着するAI活用を実現します。

✅ 伴走支援でできること

・AIエージェントの設計・活用サポート

・実務に使えるAIエージェントの配布

・方針やカリキュラムを設計するプランニングMTG

・グループコンサル

・最新情報を取り入れたオンラインAI勉強会

・チャットでの質問対応

・月1回の定例ミーティング

短期のスキル習得だけではなく、成果を出すまで伴走します。

✅ 導入いただいた企業様は…

・「AIでできないか?」と考える文化が根づく

・自社専用のSaaS・AIエージェントを内製できるようになる

・"AIが使える"ではなく"AIで回る組織"へと進化する

・社長1人で大量の仕事を回せるAIチーム体制ができる

こんなAI組織としての未来が待っています。

✅ 導入企業のリアル

・自社SaaSを1ヶ月で構築/180万円の外注費カット

・年間320万円相当の効率化/月間110時間の削減

・SNS運用AIで月1,000万インプレッションを自動化

・非エンジニア社員が業務効率化ソフトを内製・販売

・業務時間83%削減/47,000時間をAI化(自社実績)

こうした成果の背景には、10万回以上の検証を重ねたAX独自の知見があります。

✅ まずは無料相談から

「自社の業務でどこまでAI化できる?」

「導入にかかる時間は?」

「他社の事例をもっと知りたい!」

そんな疑問をお持ちの方に、無料相談をご用意しています。

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