【導入事例】外部エンジニアの稼働時間を月90時間以上削減!倉庫現場のDX担当者が実現した、AIによる開発内製化

「設計はできる。でも手を動かす時間がない」

DX推進の現場で、そんなジレンマを抱えていませんか?

倉庫の現場管理とDX推進を兼任する中で、外部エンジニアへの依頼調整に追われ、自分が本当にやるべき仕事に集中できない。RPAやローコードは触っていたものの、AIを「仕組み」として業務に組み込むところまでは届いていなかった。

そんな壁を越えたのが、株式会社黒船物流でDX推進責任者を務める槌山仁覧氏です。「AX CAMP」を通じて外部エンジニアへの委託を月100時間→月2時間に削減し、約90時間以上のコストカットを実現。さらに、入荷検品アプリを自力で開発し、作業工数を約半分に削減するなど、現場に直結する成果を次々と生み出しました。

「要件定義はできるけど実装する時間がない」から「AIに任せて自分は設計に集中する」へ。槌山氏がどのようにその転換を果たしたのか、お話を伺いました。

お話を伺った方

株式会社黒船物流

DX推進責任者 槌山仁覧氏

担当業務:DX推進全般・発送代行の現場管理(倉庫オペレーション・人員配置)・WMS運用整備・社内教育・RPA運用

現場を見ながらDXを推進。「設計はできるのに、手を動かす時間がない」

ーーまず、槌山様のお仕事について教えてください。

槌山氏:

弊社は発送代行のサービスを展開しています。クライアントから荷物をお預かりして、ECサイトなどで注文が入った際に代わりに発送を代行するというサービスです。僕はその中でDX推進という形で所属しておりまして、倉庫の現場にいながらITやシステムを使って効率化や業務改善をしていくのが主な役割です。

去年の秋頃からはホールディングス全体のDX推進も担うことになり、自社の物販に関する上流工程の整備にも携わっています。

ーーかなり幅広い業務を担当されているんですね。日々のお仕事はどのような形で進められているんですか?

槌山氏:

あまりルーティン作業や定型業務がないんです。外部エンジニアとの調整、倉庫管理システム(WMS)の運用整備、新機能の社内展開、マニュアル作成など。緊急度や優先度に応じて柔軟に対応する必要があるので、業務はその時々で変わってきますね。

ーーAI導入前は、どのような課題を感じていましたか?

槌山氏:

正直、頭の中には設計のイメージがしっかりあったんです。こういうものを作りたい、こういう風に業務を改善したいというビジョンは明確にあった。ただ、それを実装する時間がなかった。RPAやV0(Vercel社が提供する、テキスト指示やスクリーンショットからWebアプリのUIデザインとReactコードを自動生成するAIツール)で簡易的なものは作り始めていたんですが、本格的に展開できるレベルのものを作るところまでは到達できていませんでした。

しかも、社内でDXの話ができる相手が少なかったのも大きかったです。役員クラスに限られてしまうので、なかなか壁打ちの時間も取りづらくて。

ただ、弊社の代表がDX推進には非常に積極的で、「とにかくスピード重視で、高速にPDCAを回して改善していこう」という方針なんです。そのトップの姿勢があったからこそ、AI導入にも迷わず踏み切れた。一般的なDX担当者と比べても、非常に動きやすい環境だったと思います。

「AIも人間のエンジニアも同じ」要件を明確に伝える力がブレイクスルーに

ーー「AX CAMP」を受講して、最初に感じたことは何でしたか?

槌山氏:

動画講座や週次の定例ミーティングを通じて、AI活用の体系的な知識を得られたことが大きかったです。独学だと思い出しながらの進め方になって時間がかかってしまっていたのが、しっかりと体系立てて学べました。

それと、一番の気づきは「AIも人間のエンジニアも同じだ」ということです。目的がブレてしまったり、やりたいことに対しての制約をきちんと伝えないと、こちらが望んでいるものが作れない。それは人間相手でもAI相手でも同じなんですよね。

ーーもともと外部エンジニアとのやり取りで培われた経験が活きたんですね。

槌山氏:

まさにそうです。エンジニアに対して要件を明確に伝えるスキルが、そのままAIへの指示に転用できました。しかもAIだと、打ち合わせや認識合わせといったコミュニケーションコストがかからない。自分の時間に合わせて開発を進められるようになったのは、本当に大きなメリットでしたね。

外部委託を月100時間→月2時間に!90時間以上のコスト削減を実現

ーー具体的な成果について教えてください。

槌山氏:

まず一番大きいのは、外部エンジニアへの依頼を大幅に減らせたことです。以前は週3日・8時間で月100時間前後、外部エンジニアに稼働してもらっていたんですが、現在はもう月2時間程度に抑えることができました。

僕自身がバイブコーディングで開発を進められるようになったので、その分は内製化できましたし、既存システムの保守についても内製化への移行を進めています。

ーー入荷検品アプリも開発されたと伺っています。

槌山氏:

はい。直近で作ったのが入荷検品アプリです。

入荷予定と実物の商品・数量の突合作業をバーコードスキャンで行い、CSVをシステムに計上する仕組みです。これまでは手作業で重い荷物を運びながら確認していたんですが、スキャンに置き換えたことで作業工数を約半分に削減できました。品質も向上しましたし、重い荷物を運ぶのに苦労していた女性スタッフでも作業が可能になったのは大きな変化ですね。

DX推進業務の変化

・Before:外部エンジニアに月100時間の委託、入荷検品は手作業で負荷が大きい

・After:外部委託を月2時間に削減(約90時間以上のコストカット)、入荷検品アプリで工数半減・品質向上

💬 「設計はできるのに、実装する時間がない」と感じていませんか?

「ビジョンはあるけど、手を動かす余裕がない」
「外部エンジニアへの依頼コストが膨らんでいる」

そんな方へ。

槌山様のように、要件定義に集中しながらAIで内製化を進める方法をご相談いただけます。

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AIは「相棒」。現場にもAI活用が広がっていく

ーー槌山様ご自身はAIに積極的でいらっしゃいましたが、現場の社員の方々の反応はいかがでしたか?

槌山氏:

実は現場の社員も以前からAIは使っていたんです。ただ、AX CAMP以降はそれがさらに加速しましたね。僕自身は自分の分身のようにエージェントを開発して、空いた時間を現場の社員との相談や課題解決に充てたいと考えていたんですが、おもしろいことに周りも自然とついてきた。

同僚のメンバーもエージェント構築を始めて、お互いに情報共有しながら進めるようになりました。効率化や自動化への共通の関心、「全社的に社員の負担を減らしたい」という思いが共通しているので、AIの話題を通じてコミュニケーションが活性化していますね。

ーー開発がうまくいかない時は、どのように乗り越えましたか?

槌山氏:

要件定義と仕様書を作ることに集中して、実装は任せる。この分業体制を確立できたのが大きかったですね。DX推進のメンバーは社員が僕を含めて2名、業務委託が3名という体制です。僕が要件を設計して、実装は他のメンバーにお願いする形で進めています。

次の目標は現場のオペレーション判断をAIに任せること

ーー今後の展望を教えてください。

槌山氏:

作業効率を上げる仕組み作りからさらに一歩進めて、現場のオペレーション判断をAIに任せる仕組みを構想しています。具体的には、その日のシフトや出荷依頼の件数に応じて、AIが適切なオペレーションを組めるようにしたいですね。

大規模なロボット導入は費用も時間もかかるので、まずはソフトウェアの側面からAIを活用して、できることを増やしていく考えです。

ーー最後に、同じようにDXやAXを推進したいと考えている方へメッセージをお願いします。

槌山氏:

AIは業務上の「相棒」です。AIと向き合うことで、自分の設計能力や業務分析能力といった「人間力」も一緒に磨かれていく。

AIと真剣に向き合って、自分のやりたいことを達成するための相棒だと捉えて活用していくと、2〜3日で未来が変わるくらいの分岐点になるでしょう。そのくらいの可能性があると、僕は実感しています。

今回は、DX推進責任者として倉庫の現場管理を兼任しながら、AIを活用して外部委託の大幅削減と入荷検品アプリの内製化を実現した株式会社黒船物流・槌山仁覧様の事例をご紹介しました。

槌山様は、もともと設計力と業務分析力をお持ちでしたが、「手を動かす時間がない」という壁に直面されていました。「AX CAMP」を通じてAI開発の体系的な知識を習得し、要件定義に集中する分業体制を確立したことで、一気に成果が加速。同僚の方にもAI活用が波及し、チーム全体のコミュニケーションまで変化が生まれています。「現場オペレーション判断のAI化」という次なる目標に向かっても、引き続き全力でサポートさせていただきます!

AX CAMPサポート担当より

💡AIと働く組織をつくる「AX CAMP」

本質的にAIを使いこなせる人材へ。

ヒト・モノ・カネ・情報──そして、第5の経営資源「AI」。

あなたの組織は、AIを当たり前にできていますか?

✅ 「AX CAMP」サービス概要

業務AI化のプロ集団AXが提供する「AX CAMP」は、動画で基礎を学び→実務に合わせたカリキュラムを進め→伴走支援で成果を出すまでをフルサポートするプログラムです。

現場で使える・成果が出る・文化として定着するAI活用を実現します。

✅ 伴走支援でできること

・AIエージェントの設計・活用サポート

・実務に使えるAIエージェントの配布

・方針やカリキュラムを設計するプランニングMTG

・グループコンサル

・最新情報を取り入れたオンラインAI勉強会

・チャットでの質問対応

・月1回の定例ミーティング

短期のスキル習得だけではなく、成果を出すまで伴走します。

✅ 導入いただいた企業様は…

・「AIでできないか?」と考える文化が根づく

・自社専用のSaaS・AIエージェントを内製できるようになる

・”AIが使える”ではなく”AIで回る組織”へと進化する

・社長1人で大量の仕事を回せるAIチーム体制ができる

こんなAI組織としての未来が待っています。

✅ 導入企業のリアル

・自社SaaSを1ヶ月で構築/180万円の外注費カット

・年間320万円相当の効率化/月間110時間の削減

・SNS運用AIで月1,000万インプレッションを自動化

・非エンジニア社員が業務効率化ソフトを内製・販売

・業務時間83%削減/47,000時間をAI化(自社実績)

こうした成果の背景には、10万回以上の検証を重ねたAX独自の知見があります。

✅ まずは無料相談から

「自社の業務でどこまでAI化できる?」

「導入にかかる時間は?」

「他社の事例をもっと知りたい!」

そんな疑問をお持ちの方に、無料相談をご用意しています。

成果につながる一歩を、いま踏み出してみませんか?

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