【導入事例】インフルエンサー投稿クリエイティブ下書きチェックが1件約1時間→ほぼゼロ!オペレーション部門が実現したAI自動化と業務改革

「AIは、分からないことを聞く道具から、自律的に動いてくれるパートナーになりました」

定型業務の属人化や、日々繰り返されるチェック作業に、そんなもどかしさを感じていませんか?

集計用の関数が少し崩れるだけで数字が変わり、担当者が休むと業務が止まる。人手を増やすほどの業務量ではないものの、現場の負担は積み重なっていく——。

そんな壁を越えたのが、デジタルマーケティング支援企業・S社でオペレーション部門を統括するA氏です。「AX CAMP」を通じて、インフルエンサー投稿クリエイティブの下書きチェックの対応コストを1件約1時間からほぼゼロへ。さらに、月30日のうち約20日を費やしていたLP・バナーの定期監視でも、十数日分の工数削減と業務委託費の削減を実現しました。

AIに任せられる作業を切り分けたことで、チームは新しい事業の品質向上や判断基準の設計など、人が考えるべき仕事に時間を使えるようになっています。今回は、その変化の裏側をA氏に伺いました。

お話を伺った方
デジタルマーケティング支援企業S社
オペレーション部門責任者 A氏
担当業務:広告審査、問い合わせ対応、パートナー審査などを担う複数チームの統括

担当者が休むと業務が止まる。何年も続いていた属人化の課題

ーーまずはA様の現在の役割について教えてください。

A氏:

デジタルマーケティングに関わる事業の中で、広告審査や問い合わせ対応、パートナー審査などを担当する複数のチームを統括しています。

広告をプラットフォーム上で公開してよいか、社内ガイドラインや各種法令に照らして確認したり、広告主や利用者からの問い合わせに対応したりと、サービスの健全性と品質を支える役割です。

ーー「AX CAMP」を受講する前、どのような課題がありましたか?

A氏:

審査や問い合わせ対応、営業サポートの現場では、Excelとにらめっこしながら集計したり、社内チャットやドキュメントから必要な情報を探したりと、人の手に依存する作業が多くありました。

関数を多用した集計では、少し間違えるだけですべての数字が変わってしまいます。作成した本人以外には仕組みが分からず、何か起きたときに担当者がいないと止まってしまうこともありました。

一人ひとりが多くの仕事を抱えていたので、急に誰かが抜けても回る仕組みが必要だと、何年も前から感じていました。ただ、その業務だけのために一人採用するほどでもない。この中間的な負担を、ずっと解消できずにいたんです。

「聞く道具」から「動いてくれるパートナー」へ。会社の土台が挑戦を後押し

ーー「AX CAMP」受講前は、AIをどのように使っていましたか?

A氏:

当時は、AIを「分からないことがあったときに聞く道具」として捉えていました。検索の代わりに質問をして、確からしい情報を返してもらう。会話の仕方も、友人にメッセージを送るような感覚でした。

しかし、「AX CAMP」でプロンプト設計やAPI連携などを学び、勉強会にも参加する中で、その捉え方が変わりました。分からないことを聞くだけではなく、定期的な作業を自律的に進めてくれるパートナーとして使えるようになったと感じています。

ーー新しい開発に取り組むうえで、不安はありませんでしたか?

A氏:

会社が事前に、情報を安全に扱うための環境を整えてくれていたので、AIを使うこと自体への抵抗はそれほどありませんでした。

一方で、APIを誤って大量に使い、想定外の費用が発生しないか。自分が開発したものが、意図せず外部に迷惑をかけないか。詳しくない領域で問題を起こす怖さはありました。そうした不安は「AX CAMP」の相談機会を活用しながら、一つずつ解消していきました。

他社で現場レベルのAI開発が進んでいる事例を目にし、「自分たちは、まだAIを質問の道具として使うだけでよいのか」という危機感もありました。体系的に学び、困ったときに相談できる環境があることは、大きな安心につながりました。

月20日かかっていた定期チェックをAI化。十数日分の工数を削減

ーー特にインパクトが大きかった取り組みを教えてください。

A氏:

広告を公開した後、LPやバナーの内容がガイドラインや法令に沿っているかを定期的にチェックする業務です。表現の変更や根拠表記の有無などを、人が目で確認していました。

品質を守るために必要な仕事ですが、1か月分の確認に月30日のうち約20日を費やしていました。業務委託スタッフが約10日かけて確認し、その後に社員が約10日かけてダブルチェックする流れです。翌月になれば、また同じ監視が始まります。

そこで、社内ガイドラインや法令に基づく判断基準を辞書シートに整理し、それを参照しながらAIがLPやバナーを一次チェックする仕組みを作りました。GASのボタンを押すと、バナーは約2時間半、LPは30分以内でチェック結果が返ってきます。

AIが「修正が必要」「注意が必要」「問題なし」と判定するため、社員は主に修正が必要なものを確認すればよくなりました。結果として十数日分の工数を削減でき、業務委託スタッフへ依頼していた費用もゼロになりました。

LP・バナー定期監視の変化

・Before:1か月分のチェックに約20日。業務委託スタッフの確認後、社員が全件をダブルチェック

・After:AIの一次チェックはバナー約2時間半、LP30分以内。社員は修正が必要な結果を中心に確認し、十数日分の工数と業務委託費を削減

ーー空いた時間は、どのように使われていますか?

A氏:

これまでチェック業務に充てていた時間を、新しく広がっている事業の品質向上に使えるようになりました。審査の品質を上げるために何が必要か、判断基準をどう設計するかなど、人が考えるべき仕事に力を注げています。

💬 「必要な業務だけれど、定型チェックに時間を取られ続けている」と感じていませんか?

「担当者が休むと業務が止まってしまう」

「AIを試しているものの、安全に仕組み化する方法が分からない」

そんな方へ。

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1件約1時間の審査がほぼゼロに。受講者以外にも広がった開発の機運

ーーほかに、どのような業務改善が生まれましたか?

A氏:

インフルエンサー投稿クリエイティブの下書きチェックを自動化しました。以前は複数の連絡ツールから下書きを集め、目視で確認して修正点を返していました。1件あたり約1時間の対応コストがかかっていた業務です。

現在は、Googleフォームから下書きをアップロードすると、GASが社内ガイドラインと照合して判定し、結果を返す仕組みになっています。人が対応するコストは、ほぼなくなりました。

インフルエンサー投稿クリエイティブの下書きチェックの変化

・Before:下書き1件ごとに、受け取り・目視確認・修正連絡で約1時間

・After:フォームへのアップロード後に自動判定・返答。人の対応コストはほぼゼロ

ーーS社様は、複数名のメンバーが受講されています。AI活用の取り組みは、ほかにも広がっていますか?

A氏:

長期休業から復職する方を支援するツールを作ったメンバーもいます。休業期間を指定すると、その間の社内チャットの投稿を集め、変更されたルールや重要な情報をドキュメントにまとめる仕組みです。

産休・育休等、最長で1年半ほど休業する方もいるため、復職時には情報のギャップが大きくなります。そのキャッチアップを助けられるのは、実用的な取り組みだと感じています。

また、受講していないメンバーも、受講者が作った仕組みを見て「自分も開発してみたい」と話すようになりました。受講者だけに閉じず、部署全体へAI活用が波及していることを実感しています。

次は審査と問い合わせ対応へ。「会社が土台とガードレールをつくる」意味

ーー今後、取り組みたいことを教えてください。

A氏:

次は、広告の審査に続いて、パートナー審査にもAIの力を借りる開発を進めています。

問い合わせ対応のアシストツールにも取り組んでいます。社内マニュアル、過去の問い合わせ、社内チャットのデータを組み合わせ、担当者が最適な回答文案を作れるようにする仕組みです。問い合わせのたびに一から考える負担を減らし、回答品質も高めたいと考えています。

ーー同じようにAI活用を検討している企業へ、メッセージをお願いします。

A氏:

個人だけでAI開発に挑戦し、エラーが出るたびに何度も試行錯誤を続けるのは、かなりハードルが高いと思います。会社が環境を整え、意欲のあるメンバーを選び、研修を受ける機会を作ることは、個人で進めるよりも大きな後押しになります。

私自身も、会社から「研修を受けるメンバー」として背中を押してもらったからこそ、AIツールを開発する目標を設定し、実際の業務改善まで進められました。会社が土台とガードレールを作ることが、とても大切だと感じています。


今回は、広告審査や定期チェックのAI化を通じて、定型業務から「人が考える仕事」へ時間を戻した、デジタルマーケティング支援企業・A氏の事例をご紹介しました。

A様は、現場の負担を深く理解しながら、AIに任せる範囲と人が判断すべき範囲を丁寧に切り分けていました。その取り組みは個人の業務改善にとどまらず、受講していないメンバーの挑戦にもつながっています。今後の審査・問い合わせ対応の仕組みづくりについても、引き続き全力でサポートさせていただきます!

「AX CAMP」サポート担当より

💡AIと働く組織をつくる「AX CAMP」

本質的にAIを使いこなせる人材へ。

ヒト・モノ・カネ・情報──そして、第5の経営資源「AI」。

あなたの組織は、AIを当たり前にできていますか?

✅ 「AX CAMP」サービス概要

業務AI化のプロ集団AXが提供する「AX CAMP」は、動画で基礎を学び→実務に合わせたカリキュラムを進め→伴走支援で成果を出すまでをフルサポートするプログラムです。

現場で使える・成果が出る・文化として定着するAI活用を実現します。

✅ 伴走支援でできること

・AIエージェントの設計・活用サポート

・実務に使えるAIエージェントの配布

・方針やカリキュラムを設計するプランニングMTG

・グループコンサル

・最新情報を取り入れたオンラインAI勉強会

・チャットでの質問対応

・定例ミーティング

短期のスキル習得だけではなく、成果を出すまで伴走します。

✅ 導入いただいた企業様は…

・「AIでできないか?」と考える文化が根づく

・自社専用のSaaS・AIエージェントを内製できるようになる

・”AIが使える”ではなく”AIで回る組織”へと進化する

・社長1人で大量の仕事を回せるAIチーム体制ができる

こんなAI組織としての未来が待っています。

✅ 導入企業のリアル

・自社SaaSを1ヶ月で構築/180万円の外注費カット

・年間320万円相当の効率化/月間110時間の削減

・SNS運用AIで月1,000万インプレッションを自動化

・非エンジニア社員が業務効率化ソフトを内製・販売

・業務時間83%削減/47,000時間をAI化(自社実績)

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