【導入事例】まる1週間かかっていた広告レポート作成が30分に。勘と経験→“数字で語れる提案”へ変えた、非エンジニアのAI活用

※本事例は、「AX DIVE」導入時のものです。現在は内容を拡張・統合し、AX CAMPとして提供しています。本記事の表記は現行の「AX CAMP」に統一しています。

「月末の広告レポート作成に、毎月まる1週間が消えていく」

多くのクライアントをサポートする広告運用やWebマーケティング支援の会社ほど、こうした課題に直面しがちではないでしょうか。

Google・Meta広告運用、Web制作、MEO、SNS運用、LINE構築、動画制作までワンストップで提供する合同会社みちしるべ様も、毎月のレポート作成に大量の工数を割き、提案も代表の経験則に頼る“属人的な状態”が続いていました。

そこで取り組んだのが、AIを活用した広告レポート自動生成ツールペット火葬業界向け件数予測ダッシュボードの内製化です。「AX CAMP」(受講当時はAX DIVE)を受講開始してから、わずか2ヶ月で本番運用レベルのプロダクトを完成させました。

結果として、1社あたり1〜2時間かかっていた広告レポート作成は約1分に短縮。30社分で消えていたまる1週間分の工数が、30分で終わるようになりました。さらに、属人的だった提案は数字に基づくデータドリブンな提案へと進化し、クライアントからの納得感も大きく向上しています。

今回は、非エンジニアからスタートし、2ヶ月で大小約20個のツールを自作するに至った大西氏に、開発の裏側と「AIとの向き合い方」を伺いました。

実績サマリー

  • Before:30社分の広告レポート作成に1社1〜2時間 × 月末丸1週間/属人的な提案/品質ブレ・納品遅延あり
  • After:広告レポート作成 1社あたり約1分/月末の丸1週間分の工数が30分に/品質が安定し、毎月1日の納品ルールを守れる体制に
  • 開発成果:受講開始から 2ヶ月で本番ツール稼働/大小合わせて 約20個 のツールを内製
  • 提案変革:ペット火葬業界向け件数予測ダッシュボードで、経験則ベースから データドリブン提案

今回お話を伺った方

合同会社みちしるべ CTO 大西 彌(わたる)氏

中小企業のWebマーケティング支援で、Google広告・Meta広告などのWeb広告運用、Web制作、MEO、SNS運用、LINE構築、動画制作までを一貫して提供。大西氏はCTOとして、これら全般のディレクション業務を担当している。

月末のまる1週間が消えていた。30社分のレポート作成という重荷

ーー受講前は、どのような業務に一番時間を取られていたのでしょうか?

大西氏:

弊社は広告運用のクライアントが30社ほどあるのですが、毎月のレポート作成がとにかく大変でした。1社ごとにGoogle広告の管理画面を確認して、スプレッドシートに数字を移して、スライドに整形して……という作業を全部手作業でやっていたんです。

ーー1社あたり、どのくらい時間がかかっていましたか?

大西氏:

1社あたり1〜2時間ですね。それが30社あるので、月末から月初にかけてまる1週間ぐらいレポート作成にかかりきりになることもありました。AIをまったく使っていなかったわけではないのですが、せいぜいChatGPTやGeminiで調べ物やメール返信に使う程度で、業務の本丸を変えるには至っていませんでした。

ーー作業フローが多くのツールをまたいでいるのも、負担を大きくしていそうですね。

大西氏:

そうなんです。管理画面を見て、スプレッドシートに移して、スライドにして……という移動が多いので、抜け漏れや数字のズレも起きやすくて、品質を一定に保つこと自体が難しかったですね。

「非エンジニアでもできる」事例を見て確信。AX CAMPを受講した理由

ーーAI研修サービスは数多くありますが、「AX CAMP」を選ばれた決め手は何でしたか?

大西氏:

以前から代表のぶんたさん(CEO石綿)をXでフォローしていて、「こういう取り組みをされているんだな」と動向を追っていました。社内でも「本格的にAIを学んで取り入れていかないとね」という話が出ていて、タイミングが合いました。

ーー受講前にイメージしていた成果はありますか?

大西氏:

AXさんのnoteに掲載されている導入事例をかなり読み込んでいたんです。その中で、皆さん必ずしもエンジニアではないのに「これだけのことができている」という事例がたくさんあって。「同じ状況の方がここまでできているなら、自分たちもできる」と確信できたので、自社でもレポートを自動化して工数を削減しようというイメージを持って受講を始められました。

丸1週間→30分。広告レポート自動生成ツールを内製

ーー受講開始後、最初に取り組まれたのが広告レポートの自動化だったんですね。

大西氏:

はい。まずは「30社分のレポート作成をどう効率化するか」をテーマに、Claude Codeを使って自社のSaaS風ダッシュボードをゼロから作りました。ログイン画面付きで、クライアント一覧から「レポート生成」ボタンをクリックするだけでGoogleスライドが自動生成される仕組みです。

ーー処理の中身としてはどんな構成でしょうか?

大西氏:

Google広告のAPI連携でデータを取得して、Google Apps Scriptでスライドのテンプレートに整形しています。さらに「一括生成」ボタンを押すと、30社分のレポートを30分ほどで全部作り終えてくれて、クライアントごとのGoogleフォルダに自動で格納されます。完了するとメールで通知が飛ぶので、進捗確認も手間がかかりません。

ーー工数のインパクトはどのくらいでしたか?

大西氏:

1社あたりの作成時間が1〜2時間から約1分になりました。一括生成も含めると、これまで月末の丸1週間が消えていた感覚だったのが、30分で終わるようになりました。

ーー生成されるレポートの中身も、かなり踏み込んでいると伺いました。

大西氏:

表紙・コンバージョン・利用金額・KPI推移・キーワード分析までは、これまで数字を見ながら手動でも作れていた部分なんです。一番時間がかかっていたのは、その先の「課題の言語化」と「来月の改善施策」を文章にする工程でした。そこをClaude APIに任せて、翌月のアクションプランまでAIが下書きしてくれる設計にしました。人間は判断と最終チェックに集中できるようになっています。

ーークライアントからの反応はいかがですか?

大西氏:

以前は手作業ゆえの抜け漏れや数字のズレ、月初2〜4日にずれ込む納品遅延もあったのですが、品質が安定し、毎月1日に確実にレポートをお渡しできるようになりました。クライアントからも「見やすくなった」「早くなった」と喜んでいただいています。

経験則からデータドリブンへ。ペット火葬業界向け件数予測ダッシュボードも開発

ーー他にも、特にインパクトが大きかった開発はありますか?

大西氏:

もう一つがペット火葬業界向けの件数予測ダッシュボードですね。実は弊社がWebマーケ事業の前にペット火葬の事業をやっていた背景があり、いまでも同業界のクライアントが多いんです。

ーーどのようなダッシュボードなのでしょうか?

大西氏:

過去の年間火葬件数や、エリア別の件数データを取り込むと、「今年・来年はこのくらいの件数が見込めそうか」「KPI達成にはいくらの広告予算が必要か」を自動で可視化してくれます。さらにGoogle Maps APIと連携して、商圏内の競合分布まで加味し、「競合が少ないエリアに広告を打ちましょう」といった提案までできるようにしました。

ーー提案の質はどう変わりましたか?

大西氏:

これまでも代表の経営経験に基づいて確度の高い提案はできていたのですが、なぜこの予算で、どのくらいの成果が見込めるのかを数字で言語化しきる部分に課題がありました。そこをデータで補完できるようになったことで、クライアントとの意思決定のスピードが格段に上がりましたね。

受講2ヶ月で本番ツールに着手!動画+相談室で突破した壁

ーー本番運用レベルのツールを完成させるまで、どのくらいの期間がかかりましたか?

大西氏:

広告レポート自動生成ツールは、受講開始から1ヶ月後には作れていました。最初の1週間で動画教材をほぼ見切って基礎を固めて、そこからすぐに自分の手元で開発を進めた形です。

ーー一番苦労したポイントは?

大西氏:

Google Apps Scriptでスライドを自動生成する部分ですね。最初はテンプレに対して文字や画像が想定外の場所に入ってしまったり、レイアウトが崩れたりして、「強制的に型をそろえる」ところに一番時間を使いました。

ーーどう突破されたのでしょうか?

大西氏:

Claude Codeとずっと対話しながら試行錯誤しつつ、AX CAMPの「毎日AI相談室」を活用しました。「スライドの自動生成、こうやったらうまくいきますかね?」と壁打ちさせてもらえたのが大きかったですね。動画で基礎を学んで、わからない部分をリアルタイムで聞ける相談室があったからこそ、ここまで作り切れたと思います。

「思いついたらすぐ形にできる」非エンジニアの感覚が変わった

ーーAIとの向き合い方は、受講前と後でどう変わりましたか?

大西氏:

一番大きいのは、非エンジニアでもプロダクトやツールを作れる感覚を持てたことですね。以前は「こういうのがあったら便利だな」と思っても、自分では作れないし、外注すると見積もり・修正・コミュニケーションで膨大な時間とお金がかかる。だから諦めるしかなかったんです。

ーーいまは、その前提が変わったわけですね。

大西氏:

はい。思いついたら、すぐ簡単な形にできる。このスピード感は、本当に世界が変わった感覚です。「もう自分で作れる」という前提に立てるようになったのが、一番の変化かもしれません。

次は社外向けAI開発サービスへ。少数精鋭のスケール戦略とは

ーー今後、AIで取り組みたいテーマはありますか?

大西氏:

大きく2つあります。1つ目は、社内メンバーへのAI浸透です。最初は私が一人で学んで社内に展開してきたので、まずはコアメンバー3名にナレッジを落とし込んでいくフェーズですね。

ーー2つ目はいかがですか?

大西氏:

2つ目は、社外向けのAI開発・業務改善サービスとしての商品化です。自分たちで作れるようになったノウハウを、クライアント企業の業務改善にも提供できないかと、いま設計を進めています。

ーー少数精鋭で会社をスケールさせる方針なんですね。

大西氏:

そうですね。弊社は「人数を増やすよりも、少数精鋭で生産性を上げていく」方針なので、限られた時間でいかに効率よく動くかが鍵になります。だからこそ、AIをどう活用できるかが今後ますます重要になると感じています。

「楽観的にAIと向き合うのが一番いい」

ーー最後に、クライアントを多く抱えて忙しさを感じている方へ、メッセージをお願いします。

大西氏:

限られた時間の中で結果を出すには、AIの活用はもう必須だと思います。皆さん、もっとAIをうまく使えるポテンシャルを持っているはずなんです。まずは「AIで何ができるのか」を知ること、そして「とりあえず触ってみる」ことですね。何ができるか分かっていないと、どこをどう改善できるかも見えてきませんから。

ーー受講を経て、いま改めて言葉にするとしたら?

大西氏:

「AIで何ができるのかを知る」「とりあえず触ってみる」は、実は僕自身が一番意識している部分なんです。「うちの業務だと何ができるの?」「本当に自分にできるの?」と身構えてしまうと、そもそも手も足も出ないんですよね。

そうではなく、「とりあえずやってみたらできるんじゃない?」くらいのテンションで踏み込んだほうが、結果的に色んなツールも作れたし、提案も変わった。だからある意味、楽観的に捉えながらAIと向き合うのが一番いいのかなと思います。


今回は、合同会社みちしるべ大西氏に、AX CAMP受講後2ヶ月での開発成果と、AIとの向き合い方を伺いました。

非エンジニアの方が、たった2ヶ月で広告レポート 丸1週間→30分業界向け予測ダッシュボードでデータドリブン提案を実現された姿は、まさに「思いついたら作れる組織」のモデルケース。少数精鋭でクライアントワークを回す多くの会社にとって、参考になる事例ではないでしょうか。

なお、AX CAMPは少人数チームから全社規模での導入まで幅広い体制に対応しており、本事例で得られた成果は組織規模を問わず再現可能な設計となっています。

社外向けAI開発サービスとしての商品化など、これからの取り組みもぜひ追いかけさせていただきたいです。

「AX CAMP」サポート担当より

💡AIと働く組織をつくる「AX CAMP」

本質的にAIを使いこなせる人材へ。

ヒト・モノ・カネ・情報──そして、第5の経営資源「AI」。

あなたの組織は、AIを当たり前にできていますか?

✅ 「AX CAMP」サービス概要

業務AI化のプロ集団AXが提供する「AX CAMP」は、動画で基礎を学び→実務に合わせたカリキュラムを進め→伴走支援で成果を出すまでをフルサポートするプログラムです。

現場で使える・成果が出る・文化として定着するAI活用を実現します。

✅ 伴走支援でできること

・AIエージェントの設計・活用サポート

・実務に使えるAIエージェントの配布

・方針やカリキュラムを設計するプランニングMTG

・グループコンサル

・最新情報を取り入れたオンラインAI勉強会

・チャットでの質問対応

・月1回の定例ミーティング

短期のスキル習得だけではなく、成果を出すまで伴走します。

✅ 導入いただいた企業様は…

・「AIでできないか?」と考える文化が根づく

・自社専用のSaaS・AIエージェントを内製できるようになる

・”AIが使える”ではなく”AIで回る組織”へと進化する

・社長1人で大量の仕事を回せるAIチーム体制ができる

こんなAI組織としての未来が待っています。

✅ 導入企業のリアル

・自社SaaSを1ヶ月で構築/180万円の外注費カット

・年間320万円相当の効率化/月間110時間の削減

・SNS運用AIで月1,000万インプレッションを自動化

・非エンジニア社員が業務効率化ソフトを内製・販売

・業務時間83%削減/47,000時間をAI化(自社実績)

こうした成果の背景には、10万回以上の検証を重ねたAX独自の知見があります。

✅ まずは無料相談から

「自社の業務でどこまでAI化できる?」

「導入にかかる時間は?」

「他社の事例をもっと知りたい!」

そんな疑問をお持ちの方に、無料相談をご用意しています。

成果につながる一歩を、いま踏み出してみませんか?

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